フィンコンフォートのメンテナンス

皆さん、こんにちは。

夕方から一雨降りそうな京都です。

お昼を過ぎてから随分と雲行きがあやしくなってきました。気象庁を見てみると近畿のいたるところで雨雲が発生しています。兵庫県で発生した発達した雨雲は16時以降京都にさしかかるかも?

明日明後日1日2日は定休日のため、連休です。お間違いのないようお気をつけください。

 

5年前お買い上げのフィンコンフォートのメンテナンスに常連のお客様がお越しくださいました。ありがとうございます^^

修理をしながら愛用していただいている靴ですが、今回は「靴の中で足が前滑りするようになった」とのこと。

考えられる可能性は2つあります。

  • インソールの表面が摩耗している

フィンコンフォートのインソールは表面に本革を使用しています。長年履かれていますと靴下との擦れによって光沢がでてきます。まるで革製品を磨いて光沢を出すようなことを自然とおこなっているのです。つるつると滑りやすくなるのでマジックテープやひも靴で留めても靴の中で滑るような感覚になります。仕方のない経年変化です。

  • アッパーの革が伸びている

インソールの表面と同じく仕方のない経年変化の一つです。本革の靴は履くごとに足部に馴染みます。最初は硬い革も履き続けるとしなやかな柔らかい革に変容するのです。その柔軟性が本革の良さでもありますが、時には履き心地に緩みが生じます。履き心地が変わってしまうのも否めません。

お客様の場合、まさに上記二点の問題でした。

まず、インソールの表面に関しては起毛素材に貼り替えました。靴下の素材と起毛素材の繊維同士が絡んでフィット感が生まれます。見た目もきれいになっておススメです。

アッパーの革は伸びてしまったら縮めることは出来ません。けれど手立てはあります。フィンコンフォートの靴はインソールが取り外しできますので、インソールの下にフラットなインソールを挟むのです。厚みは1~3mm程度。厚みをだすことで靴の中の空間を狭めます。結果、緩んでいた履き心地をピッタリと合わせることができます。

長年履いていた靴の前滑りの原因は他に「足部が痩せてしまった」「かかとに合わせて履いていなかった」ということも考えられます。また、修理をしても靴の履き心地が変わってしまったときは買い替えどきの合図、靴の寿命なのかもしれません。

愛用している靴は長く履きたいもの。お客様と靴の仲を取り持てるよう、努めさせていただきます^^